【この記事の著者について】
・現役の福祉施設職員
・２級FP技能士（2025年３月取得）
・2018年１０月に株式投資をスタート！
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・高配当銘柄が大好き！株主優待も大好き！
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老健（介護老人保健施設）で働く介護士の給料相場とは？
老健で働く介護士の給料は、「施設種別の中では中間層」と言われることが多いです。
実際、厚生労働省の「令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果」によると、
老健の介護職員の平均月収は約28.1万円、平均年収は約421万円となっています。
老健 vs 他の施設との給料比較（平均値）
| 施設種別 | 平均月収 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 約28.5万円 | 約427万円 |
| 介護老人保健施設（老健） | 約28.1万円 | 約421万円 |
| 有料老人ホーム | 約27.3万円 | 約408万円 |
| グループホーム | 約26.6万円 | 約397万円 |
※出典：厚生労働省「令和4年度 介護従事者処遇状況等調査」
老健は医療と介護の中間施設という位置づけのため、
夜勤や医療的ケアに対応するスキルが求められる分、
グループホームや有料老人ホームより若干高めの給与水準です。
＞＞「特養の給料が安い…」手取りを増やす４つの方法を徹底解説！
老健で介護士として働くと、どんな手当がつくの？
老健では、
以下のような手当が支給されることが一般的です。
| 手当の種類 | 内容 | 平均支給額（月） |
|---|---|---|
| 夜勤手当 | 夜勤1回あたり5,000〜8,000円 | 2万〜4万円程度 |
| 資格手当 | 初任者研修〜介護福祉士 | 5,000〜2万円 |
| 処遇改善加算 | 国の補助による賃金上乗せ | 月2万〜4万円 |
| 特定処遇改善加算 | ベテラン職員対象 | 月5,000〜2万円 |
| 住宅・通勤手当 | 通勤距離や家賃に応じて | 月1万〜2万円 |
これらの手当によって、
実際の支給額が基本給よりも2〜5万円程度増えることは珍しくありません。
特に夜勤手当と処遇改善加算の影響が大きいです。
＞＞介護福祉士の手当を徹底比較！資格手当の平均額とは？施設による違いも解説
老健の介護士の給料が「安い」と言われる理由
老健で働く介護士の給料は、他業種と比べて決して高くはありません。その理由は以下の通りです。
- 基本給が低めに設定されている：多くの介護施設で、基本給は18万〜20万円前後。
- 昇給が緩やか：年齢や経験による昇給幅が小さい。
- 夜勤がなければ手取りが大きく減る：日勤専従の場合、月収が5万円近く下がることも。
ただし、これらは国の介護報酬制度や施設の運営方針に起因しており、
個人の努力では限界がある部分もあります。
老健で収入を上げる方法とは？
老健での介護士としての収入を上げるためには、以下のような戦略が有効です。
- 介護福祉士などの資格取得
- 処遇改善加算・資格手当の対象となり、月収アップが見込めます。
- 夜勤の回数を増やす
- 月4〜5回の夜勤をこなすことで、月収が2〜3万円アップする可能性があります。
- リーダー職や役職を目指す
- 役職手当や評価による昇給の対象になりやすくなります。
- 副業やスキルの多様化
- 近年は介護系YouTube、ブログ、福祉分野の講師など、収入源の多様化も注目されています。
＞＞福祉職におすすめの副業5選！スキマ時間でできる手軽な副業からご紹介！
老健の介護士に向いている人の特徴とキャリアパス
老健は、医療と介護の連携を学べる貴重な現場であり、
次のような方に向いています。
- 医療的ケアやリハビリに関心がある方
- チームケアを大切にできる方
- 将来的にケアマネジャーや相談員を目指す方
老健での経験は、医療・介護両面の知識とスキルが求められるため、キャリアアップにも非常に有利です。
＞＞生活相談員で年収500万円は可能？収入アップの方法と現実的な道のりを徹底解説！
まとめ：老健の介護士の給料は「工夫次第」で満足度が変わる
老健の介護士の給料は、
手当や夜勤、資格取得を活かせば安定した収入が得られる職場です。
確かに基本給だけを見れば「安い」と感じるかもしれませんが、
国の制度による加算や夜勤手当で実質的な年収は400万円を超える水準です。
これから老健で働こうと考えている方は、
給与だけでなく「キャリア形成」や「スキルアップ」の視点も取り入れることが、
長期的な満足につながります。
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