【最新版】小規模多機能の給料は安い？リアルな相場と収入を上げる方法を徹底解説！

福祉職の給料を調査しました

2025.05.25

「小規模多機能型居宅介護（以下、小規模多機能）」で働くことを検討している方や、すでに働いていて給料に不安を感じている方へ向けて、この記事では以下の内容を詳しく解説していきます。

だいすけ

【この記事の著者について】

・現役の福祉施設職員
・２級FP技能士（2025年３月取得）

・2018年１０月に株式投資をスタート！
・投資のスタイル：長期保有（バイアンドホールド）が基本

・高配当銘柄が大好き！株主優待も大好き！
・「社会福祉士が成年後見人を目指すブログ」を運営中

Contents

小規模多機能の平均給料はどれくらい？

小規模多機能で働く職員の給料は、地域や事業所によって差がありますが、全国平均を厚生労働省の調査をもとに以下のようにまとめました。

職種	平均月収（手取り）	年収目安	備考
介護職員（正社員）	約20万〜23万円	約300万〜350万円	夜勤あり・資格手当あり
看護職員（正社員）	約27万〜30万円	約400万〜450万円	准看・正看で差あり
ケアマネジャー（正社員）	約25万〜28万円	約370万〜420万円	兼務ありの事業所も多い

※出典：令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果（厚生労働省）

「デイサービス」や「特養（特別養護老人ホーム）」と比較して、小規模多機能の給料は若干低め〜平均的です。

ポイント：
小規模多機能は「通い・泊まり・訪問」の3つのサービスを提供するため、夜勤や訪問対応などで業務の幅が広く、給料もやや高めになる傾向があります。ただし、特養ほどの高収入ではないのが現状です。

定員が少なく、介護報酬が限られている
　→ 利用定員が29人以下のため、大規模施設ほどの収入が事業所に入りません。
業務の幅が広いのに評価されにくい
　→ 通い・泊まり・訪問のすべてを担うため負担は大きいですが、業務内容に対して処遇改善が追いついていないケースがあります。
夜勤手当が施設によってバラつく
　→ 同じ「夜勤5回」でも、手当が5,000円〜10,000円と開きがあることも。

小規模多機能で収入を上げるには、以下の方法が効果的です。

処遇改善加算は、介護職員の給料アップを目的とした国の制度です。勤務先が「加算Ⅰ」や「特定処遇改善加算」などを取得しているか確認しましょう。

以下のような資格を取ると、手当や基本給アップが期待できます。

小規模多機能では、**管理者や計画作成担当者（ケアマネ）**が高収入ポジションです。現場経験を積んで、ステップアップを狙いましょう。

給料だけでなく、「顔なじみの関係を築ける」「利用者の生活全体に関われる」など、小規模多機能ならではの魅力も多くあります。とはいえ、生活を支えるためには収入面も大切。自分に合った職場で、資格やスキルを活かして働くことが、納得のいく給料につながります。

小規模多機能の給料は、他の介護職種と比べて「やや平均的〜やや低め」ですが、夜勤回数・資格手当・職位によって大きく差が出ます。以下の点を意識して行動すれば、収入アップは十分可能です。

現場での経験は、次のチャンスへの大きな力になります。情報を味方につけて、よりよい職場選びとキャリア形成をしていきましょう！