介護職は昇給しない?給料が上がらない理由と収入を増やす副業5選

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介護職は昇給しない?給料が上がらない理由と収入を増やす副業5選 福祉職の給料を調査しました
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だいすけ
だいすけ

【この記事の著者について】

詳しいプロフィールはこちら

・現役の福祉施設職員
・2級FP技能士(2025年3月取得)

・2018年10月に株式投資をスタート!
・投資のスタイル:長期保有(バイアンドホールド)が基本

・高配当銘柄が大好き!株主優待も大好き!
・「社会福祉士が成年後見人を目指すブログ」を運営中

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1. 介護職で「昇給なし」は本当?まずは現実を知ろう

介護職において「昇給がほとんどない」と感じる人が多く、実態を知ることが第一歩です。

例えば、正社員の常勤介護職員の月給平均は約26万3,600円、年収に直すと約371万円というデータがあります。 
また、2022年4月時点で全国平均の昇給額は「1,240円」にとどまっているという調査も出ています。

つまり、昇給ゼロというわけではないものの、上がる幅が非常に小さいため「実質的に昇給なし」と感じられているのが現状です。

このままでは将来への不安につながるため、まずは自分の職場での昇給制度や実際の昇給実績を確認することが重要です。

1-1. 介護職の平均昇給額はどれくらい?

介護職の“昇給額”に関して、ある調査では全国平均で月あたり約1,240円という厳しい実態が報告されています。 

また、施設形態による差も大きく、例えば「通所介護事業所」では月給27万6,680円、「介護老人福祉施設」では34万7,520円と、月給自体の幅がかなりあります。

つまり、昇給の“額”自体が小さいため、勤続年数や役職・資格がなければ実質的な年収増加は限定的と言えるでしょう。

このように「昇給なし」と感じる背景には、平均昇給額の低さという現実が横たわっています

1-2. 昇給がほとんどない職場の実態とは?

「昇給なし」と感じる介護職が多い背景には、制度上・職場環境上の構造的な原因があります。
まず、介護事業所に支払われる報酬「介護報酬」が国によって公定価格で決まり、人件費に使える余裕が限られているという実態があります。 

さらに、非正規雇用の割合が高い介護職では「昇給がほとんどない」とされるケースが報告されており、昇給制度が整っていない職場が少なくありません。

このように、昇給の機会そのものが制約を受けているため、現場では「昇給なし」という実感を抱く人が増えているのが現状です。

1-3. 「昇給がない」と感じる人が多い理由

介護職において「昇給がない」と感じる理由には、制度的・職場的な構造的要因があります。
まず、介護サービスの収入源である報酬単価が国の制度で定められており、自由に賃金を大きく上げる余地が非常に限られています。 

また、多くの施設で非正規雇用の割合が高く、昇給制度自体が整っていないケースが少なくありません。 

さらに、職員の仕事の専門性やスキルが賃金に反映されにくく、「頑張っているのに報われない」と感じる職員が増えているのも実態の一つです。

このように、明確な昇給制度が見えづらい背景があるため、介護職では「昇給がない」と感じる人が多くなっているのです。

2. なぜ介護職は昇給が少ないのか?その理由を徹底解説

介護職の昇給が少ない大きな理由は、介護報酬が国の公定価格で固定され人件費に余裕がない点にあります。これは収益構造の制約です。

さらに介護報酬は社会保障費の制約も受けやすく、事業者が賃金を大幅に引き上げにくい構造が続いています。現場の負担は重いです。
多くの事業所では利益率が低く非正規雇用の割合が高いため、昇給制度自体が整備されにくい現状があります。

人材定着も課題です。国の処遇改善加算は導入されていますが、要件や配分方法にばらつきがあり現場に十分波及していない問題があります。現場差が出ています。

2-1. 介護報酬の仕組みと人件費の制約

介護職の賃金が上がりにくい背景には、まず 介護報酬制度 の仕組みがあります。サービスごとに「人件費率」が設定されており、例えば訪問介護では70%、通所介護では45%といった違いがあります。
この人件費率の設定は、サービス提供に必要な人材や地域ごとの物価差等を考慮して決められています。 

さらに、介護報酬自体が国により公定されるため、事業所が自由に報酬を引き上げ、その分を人件費に回す余力が限られています。

このため、たとえ職員の評価や経験が上がっても、人件費全体に回せる枠が小さいことで昇給の幅が抑えられ、昇給が少ないという実感につながっています。

4. 昇給がない介護職でも収入を増やす方法

介護職では昇給が少ない職場も多く、収入を増やすには工夫が必要です。

まず有効なのは、資格取得による資格手当のアップです。介護福祉士やケアマネジャーなど上位資格を取得すれば、基本給や手当が上がるケースがあります。

また、夜勤や早出などのシフトを活用し、手当を積極的に獲得する方法もあります。

さらに、副業として福祉関連のライティングや講師活動を行う人も増えています。職場によっては昇給制度がなくても、スキルと工夫次第で収入を伸ばす道はあります。

4-1. 資格取得で給与アップを狙う(介護福祉士・ケアマネなど)

介護職で収入を上げる確実な方法の一つが資格取得です。介護福祉士を取得すると、資格手当や基本給が上がる事業所が多く、専門性の高さが評価されます。さらに、ケアマネジャー(介護支援専門員)資格を取得すれば、介護現場から相談支援職へのキャリアアップが可能となり、平均年収も上昇する傾向にあります。資格取得は時間と費用がかかりますが、長期的に見ると安定した収入アップにつながります。計画的に受験勉強を進めることが大切です。

4-2. 夜勤・リーダー手当などを活用する

介護職で収入を増やす方法として、夜勤手当やリーダー手当の活用があります。夜勤手当は1回あたり5,000円〜8,000円程度が多く、月に数回入るだけで月収に大きな差が出ます。

また、リーダーやユニットリーダーなどの役職に就くことで、責任が増す一方で手当が支給され、昇給に近い効果を得られます。職場によっては資格手当や処遇改善加算による特別手当もあるため、就業規則を確認し、自分に合った働き方で収入を伸ばすことが重要です。

4-3. 副業で収入源を増やす

介護職で昇給が少ないと感じる人の中には、副業で収入を補う人も増えています。ブログ運営やWebライターなどは、スキマ時間を活用して始められる在宅ワークとして人気です。

また、近年は投資信託やポイント投資など、少額から始められる資産運用も注目されています。本業に支障をきたさない範囲で、複数の収入源を持つことで生活に余裕が生まれます。

副業を始める際は、勤務先の就業規則を確認し、トラブルを避けることが大切です。

>>福祉職におすすめの副業5選!スキマ時間でできる手軽な副業からご紹介!

昇給が見込めないなら、「副業」で収入を増やすべし!

昇給が期待できない状況でも、自分の行動次第で収入を増やすことは可能です。

特に副業は、介護の現場でも実践しやすく、リスクも比較的低い手段として注目されています。

以下に、介護職におすすめの副業を5つご紹介します。


1. ブログ運営(アフィリエイト)

初期費用:月1,000円〜
収益化までの目安:3ヶ月〜半年

介護職の経験を活かしてブログを書き、Google広告やアフィリエイトで収益を得る方法です。

ポイント:

  • 実体験が多い人ほど信頼性が増しやすい
  • 収益は月1万円〜数万円以上を目指せる
メリットデメリット
書いた記事が資産になる成果が出るまで時間がかかる
スキマ時間で作業できる継続力が必要

>>福祉業界で働く方へ!知識と経験を活かせるブログ副業のすすめ


2. 介護系ライター(クラウドワークス等)

初期費用:なし
収益化までの目安:即日可能

介護の知識を活かして、福祉系メディアやブログの執筆をする仕事です。ライティングスキルがなくても、実体験ベースの記事なら需要があります。

ポイント:

  • 文字単価0.5円〜1円程度でスタート
  • 経験を積めば1記事5,000円以上も可能

3. 資格講座のアシスタントや講師

初期費用:資格や研修による
収益化までの目安:1ヶ月〜数ヶ月

介護福祉士や実務者研修などの講師・アシスタントとして副業する方法です。

介護業界の人材育成に関心のある方におすすめです。

活動例報酬の目安
講座の補助スタッフ日当5,000円〜10,000円程度
オンライン講師1講義あたり5,000円〜

4. ハンドメイド・デジタル販売(ネット販売)

初期費用:〜5,000円(材料費など)
収益化までの目安:即日〜1ヶ月以内

趣味や特技を活かし、アクセサリーや介護便利グッズを作ってネット販売する方法です。BASEやminneなどを活用すれば簡単にショップを開けます。


5. ポイントサイトやアンケートモニター

初期費用:なし
収益化までの目安:即日可能

まとまった収入にはなりにくいですが、スマホでスキマ時間にできる副業です。

ポイ活サイトを活用することで月に数千円の副収入が得られることも。


>>福祉職でもできる!スキマ時間に稼ぐポイ活のすすめ

副業を始める前に知っておきたい3つの注意点について

  1. 就業規則を確認する
     勤務先が副業禁止の場合、就業規則に違反すると処分対象になることがあります。
  2. 本業に支障をきたさない
     体力勝負の介護職では、体調管理が第一です。睡眠や休養を優先しましょう。
  3. 税金の申告を忘れずに
     年間20万円以上の副収入がある場合は、確定申告が必要です。

介護職こそお金の知識をつけよう!

昇給が少ない介護職でも、将来に備えるためのお金の知識は重要です。まずは家計管理を見直し、固定費の削減や無駄な支出の把握から始めましょう。次に、NISAやiDeCoなどの制度を活用することで、少額からでも効率的に資産を増やすことができます。さらに、将来の年金受給額や介護職員処遇改善加算の仕組みを理解しておくことも安心につながります。お金の基礎知識を身につけることで、昇給が少なくても安定した生活設計が可能になります。

貯金・節約で生活を安定させるコツ

昇給が少ない介護職でも、日々の工夫で生活を安定させることは可能です。まずは支出の「見える化」を行い、食費や通信費などの固定費を見直すことが大切です。格安スマホへの変更や自炊の習慣化など、無理のない節約を積み重ねましょう。また、給料日に先取り貯金を設定することで、自然に貯金が増えていきます。さらに、ポイント還元やキャッシュレス決済の活用も有効です。少しずつの意識改革が、将来の安心と安定した生活につながります。

>>福祉職でもできる!スキマ時間に稼ぐポイ活のすすめ

>>ボーナスなしの介護職が貯金をするために実践したこと

少額投資で資産形成を始めよう

昇給が見込めない介護職でも、少額から投資を始めることで将来の資産形成が可能です。つみたてNISAやiDeCoなどの制度を利用すれば、毎月1,000円程度からでも投資を継続できます。長期・分散・積立の基本を守ることで、リスクを抑えながら安定的な資産形成を目指せます。また、銀行預金では得られない複利効果が期待できる点も大きな魅力です。無理のない範囲で始めることが、将来の経済的不安を和らげる第一歩となります。

>>介護職が株式投資を始めるためのステップガイド

まとめ|昇給がなくても自分の価値を高めて生きる

介護職は社会に欠かせない仕事でありながら、昇給が少ない現実があります。しかし、資格取得やスキルアップ、副業や投資などを通じて、自分の価値を高めることは可能です。昇給だけに頼らず、自分自身で収入源を増やす意識を持つことが、将来の安心につながります。また、仕事への誇りを持ち、学び続ける姿勢がキャリアの幅を広げます。昇給がなくても、自分の努力次第で人生を豊かにする道は必ずあります。

「昇給がない=終わり」ではない

介護職で昇給がない状況に直面すると、「将来が不安」と感じる人は多いでしょう。しかし、昇給がない=終わりではありません。昇給以外にも、資格取得によるキャリアアップや副業による収入増、家計の見直しなど、できることは数多くあります。特に介護職は、経験や信頼が重視される分野であり、スキルを積むことでより良い職場へ転職するチャンスもあります。自分の努力次第で、収入も人生の満足度も高めることが可能です。


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